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ビザ・EP

COMPASSの学歴ポイントが0点になる罠と、第三者認証の取り方

シンガポールのEP(Employment Pass)を申請するとき、COMPASSというポイント制の評価を通ることになります。合計で40点以上が必要で、その中に学歴で最大20点という項目があります。

僕はここで一度つまずきました。卒業した大学は加点の対象なのに、画面上はいつまでも0点のままだったのです。

同じ症状で止まっている人がいると思うので、原因と手順を書き残します。

症状

申請画面で学歴の情報を入力する。大学名も学部も卒業年も入れる。卒業証明書のPDFも添付する。

それでも、COMPASSの学歴の項目が 0点(Not met) と表示される。

僕はこれを、大学が加点対象から外れているのだと思いました。リストを何度も見直して、そんなはずはないと確認して、また画面に戻って0点を見る、というのを繰り返しました。

この読みが間違っていました。

原因

卒業証明書を添付するだけでは、点数は付きません。

学歴で加点を受けるには、MOMが指定した第三者機関による学歴認証(verification)を紐付ける必要があります。 大学が発行した証明書そのものではなく、「第三者がその学歴を検証した」という記録が求められている、ということです。

考えてみれば当然の仕組みで、MOM側からすれば提出されたPDFの真正性を自力で確かめる術がありません。だから検証を外部の専門機関に任せている。

ここに気づかないと、いくら書類を揃えても点数は動きません。

手順

やることは3つです。

1. 認証機関に依頼する

MOMが指定している学歴認証の会社に、オンラインで認証を申し込みます。指定機関のリストはMOMの公式サイトに掲載されているので、必ずそこから選んでください。 検索して出てきた業者ではなく、公式のリストにある会社であることが条件です。

依頼時には卒業証明書などの書類を提出します。会社によっては、大学に直接照会を入れます。

2. Verification Reference Number を受け取る

認証が完了すると、Verification Reference Number(認証番号)が発行されます。これが本体です。

3. 申請画面で番号を入力する

EPの申請画面に戻り、学歴の欄にある Verification method

Background screening company

を選び、受け取った認証番号を入力します。

これで点数が反映されます。

点数がどう動いたか

僕のケースでは、この作業だけで学歴が0点から20点になりました。

もともと他の項目で30点あったので、合計で50点。40点の合格ラインを超えたのはこの20点のおかげです。つまり、ここを知らないままだと申請そのものが成立していませんでした。

いちばん大事な注意

認証は時間がかかります。だから最初に着手してください。

日本の大学は、照会に対する回答に日数を要することがあります。申請の直前にこの仕組みに気づくと、そこから認証を待つ期間がまるごと積み増しになります。

EPの準備を始めるなら、書類を揃える前に、まず学歴認証を発注する。 これが正解です。順番を間違えると、他の準備が全部終わっているのに認証待ちで動けない、という状態になります。

僕は「点数を確認してから必要な手続きを判断しよう」と考えて後回しにし、その結果このロスを踏みました。点数は認証を通してからでないと正しく出ないので、先に発注するのが結局いちばん早いです。

この先で詰まったら

このあと僕は、求人広告の免除理由の選択を間違えてリジェクトを食らい、そこから書類を組み直して承認まで持っていきました。落ちたところからどう覆したかは、別の記事で書きます。

落ちるまでの経緯と、そのときに何を考えていたかは note の方に書いています。


2026年9月時点での、僕自身の申請経験にもとづく記録です。COMPASSの配点、指定認証機関のリスト、申請画面の項目名は変更される可能性があります。実際に申請される際は、必ずMOMの公式情報をご確認ください。この記事は移民手続きの助言ではありません。